SKATE AND STUFF -from LA STREET-

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スケートボードの発祥の地カリフォルニア。そこには日常的にスケートカルチャーが根付き独自のライフスタイルを送っているスケーター達が暮らしている。
単身渡米した写真家・廣永竜太が撮り下ろした写真と共にスケートライフをお届けする企画「Skate And Stuff」。第11回目はSupreme LAのスタッフChrisを中心にプリント/ビデオ/Zineを手掛けるTall Can(ロング缶ビール)を愛するスケート集団Tall Can BoyzのメンバーCash Mathieuにフォーカス。 彼のリアルな日常を追った。

 

Cashと出会ったのは2018年、EYESCREAM本誌の取材でクルーを訪れた時だった。約10人ほどのクルーで個性の強い個々の集まりだが、その中でもCashからは特別なオーラを感じた気がする。「親父からもらった」というヴィンテージの阪神タイガースのキャップがとても似合う。 今回はクルーとしてではなく、Cash個人のライフスタイルに焦点を当て、彼の家へと向かった。家に着くとまずCashと親父さんが二人で真剣な眼差しで車の手入れをしていた。車は1976製のマーキュリー。めちゃくちゃカッコいい。メンテナンスしている間に、家にお邪魔すると部屋の奥からCashのベストフレンドで同じくTCBのメンバーのLucyが登場。とりあえずみんなでチル。親父さんからGood to go!というメンテナンス終了のサインが出てCashとLucy,自分と3人で車に乗り込んだ。向かう先は映画「Thrasin’」という80’sのスケートムービーでお馴染みの昔からあるスケートスポット、Bronson Ditch。丘のハイキングコースにあるチルするには最高のロケーション。近くのスーパーで買ったビールとトルティーヤチップスとスケートボードを持ってスケートと言うよりも ピクニック。到着早々に乾杯しセッションはスタート。クラシックなトリックチョイスは彼のスタイルを光らせた。スケートの合間にタギングしたりと彼らのライフスタイルが垣間見える。数時間ほど滑り、日が傾いてきた頃、僕らは車へと乗り込みLAの夕陽を目指した。

 

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